面接時のシミューレーション

就職活動のために「面接の達人」を買おうと思ったけど、今はもうメンタツはダメらしいです。面接官がすでに、メンタツを読んでおり、この手のマニュアルを読破してニュアル通りに答えるセーガクはバシバシ落とすらしいです。うーん……。というわけで、私はその真逆をいくべく、『できる人、採れてますか?』といった、「面接官向けのマニュアル本」を買って読んでみました。どう? この考えいいでしょ? 真逆ですよ、真逆。耀虎さんは真逆をいくのですよ!!
この手の本を読み漁ってわかったことは「とりあえず、ツッコンだことを聞くといい。場当たりで適当なことを言っている学生は、そのうちボロが出るぞ」だってさ。だから私はこれからゲーム会社に面接するにあたって、どんな質問がくるか具体的にシミュレートしてみることにした。
 

                                                                                                                  • -

面接官:大学で所属していたサークルを教えてください。
わたし:ゲームプランナーを目指しているだけあって、パソコンサークルに入ってました。
面接官:パソコンサークルでは具体的に何をやっていました?
わたし:はい、副会長を務め、会長をサポートしてました。
面接官:サポートって、具体的に何をしていましたか?
わたし:はい、会長が「欲しい」と言っていたエロゲーを次の日に持ってきたりしていました。
面接官:それって、ちゃんと自分で購入したソフト?
わたし:当然ですとも!
面接感:なんで急に甲高い声になってんの? それって何かアニメかゲームのセリフ?
わたし:いえ、オリジナルです。
面接感:実際にゲームを作ったりはしなかったの?
わたし:「どうして、会長にならろうとは思わなかったのですか?」
面接官:……はい?
わたし:「どうして、会長になろうとは思わなかったのですか?」という質問はしないのですか?
面接官:……どうして、会長になろうとは思わなかったのですか?
わたし:はい、私はサポート役に徹したかったのです。いわば、参謀みたいなのが好きなのです。あえて下について、上の者を立てて、成長させていくのが性分に合っているので。私は永遠の、そして最強の2番手になりたかったのです!
面接官:……こういった質問がきたら答える準備していたんだね。ところでゲームを作ったりはしなかったの?
わたし:『シューティングツクール』でゲーム作ろうとしましたけど、サンプルのゲームをプレイしてそれで満足しちゃった。あ、今のは『ファミ通』の「ゲーム帝国」用に送ろうと思っていたネタでした。実は学生時代、ゲーム製作より、ハガキ職人になることに熱中しておりまして……。
面接官:お疲れ様です。面接はこれでお終いとなります。結果は後日、総務からハガキがいくと思いますので。
わたし:「でも、ガバスがいくら貯まってもゲーム会社に就職出来ませんから! 残念!」
面接官:……。
わたし:「一発で敵を倒せる召喚獣オーディンそれは斬鉄剣斬り!! ジャラ〜ン♪」
面接官:ホント、最後まで残念なヤツだな。